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2012年8月28日(火)

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  • 8月27日に熱帯低気圧「アイザック」のため延期となったフロリダ州タンパでの共和党全国大会(RNC)が、8月28日に正式に開幕します。しかし、お祭り騒ぎは嵐によって妨げられたりはしませんでした。すでに数十のイベントがタンパのいたるところで始まっています。そのほとんどは、法律の抜け穴の恩恵を受けているロビイストと企業によって資金援助されたものです。政府の透明性をうったえる、ワシントンDCを拠点とする団体「サンライト・ファウンデーション」(Sunlight Foundation)のスタッフライター、キーナン・ステイナーに話を聞きます。同団体は、RNC支援のイベントやパーティーを記録するために、「政治的パーティータイム」(Political Party Time)というウェブサイトを立ち上げました。

  • ブレナンセンター(Brennan Center )の最近の調査によると、 新たな「投票者ID法」は、11月の選挙で、ペンシルベニア州、ニューハンプシャー州、バージニア州、ウィスコンシン州など激戦州の投票者を含む全米500万人以上の人々の選挙権を奪う可能性があります。デモクラシー・ナウ!のプロデューサー、マイク・バークは8月27日、共和党全国委員会のプラットフォーム委員会の副議長で、共和党の元オハイオ州州務長官でもある、「投票者ID法」の著名な支持者ケン・ブラックウェルにインタビューを行いました。ブラックウェルは2008年、ジョージ・W・ブッシュ再選のための同委員会の州共同議長の任にありながら、オハイオ州の選挙過程を監視しました。ジョージ・W・ブッシュが僅差でジョン・ケリーを破ったオハイオ州でのブラックウェルの役割は、今でも議論を呼んでおり、多くの訴訟の対象になっています。

  • 8月28日、共和党全国大会の会場周辺で、市民団体が連帯して、 新たな「投票者ID法」ならびに早期投票の縮小を非難する抗議行動を行う予定です。11月の選挙に先立ち投票権について話し合うため、2人のゲストが番組に参加します。一人は、投票者に対する抑圧に反対してタンパのセンテニアル公園で本日行われる抗議活動のオーガナイザーである、レインボー・プッシュ連合(Rainbow PUSH Coalition )のチャールズ・マッケンジー師です。もう一人は、新たな投票者ID法が生み出す問題、有権者登録活動に対する抑圧および、有色人種の選挙権を限定しようとする他の試みなどを取材しているカラーラインズ誌の記者ブレンティン・モックです。モックの最新記事は、ティーパーティーが支援する「投票に真実を」(True the Vote)という団体が、11月の選挙に向けて、全国的な「投票監視人」ネットーワークの構築をおこなっているようすを明らかにしました。このネットーワークは投票者を威嚇することを意図していると批判の声があがっています。

  • イスラエルの判事は 、米国人平和活動家レイチェル・コリーの殺害に対しイスラエル軍に責任はないと判決しました。当時23歳の大学生だったコリーは、9年前の2003年、ガザ地区でイスラエル軍のブルドーザーにひかれて死亡しました。軍によるパレスチナ人の民家の取り壊しを食い止めようと、家の前に立ちはだかったのです。8月28日の判決は、不法行為による死亡を主張してコリーの家族が起こした民事訴訟に対して下されたものですが、判事は運転手側のいかなる過失も否定し、コリーの死は「本人がもたらした事故」によるものだと判断しました。この判決に先立ち、イスラエル軍は内部調査を行い、、ブルドーザーの運転手の容疑を否定していました。コリーの家族は損害賠償の象徴的として1ドルと訴訟経費の支払いを要求していました。

  • フロリダ州上院議員のマルコ・ルビオは、共和党のラティーノの期待の星として知られています。ティーパーティーのお気に入りである41歳のルビオは、2012年の大統領選挙でミット・ロムニー陣営の副大統領候補に最有力視されていました。彼は8月30日、ロムニーが共和党の大統領候補の指名受諾をする直前にロムニーを紹介する基調演説を行う予定です。ワシントンポスト紙の記者でThe Rise of Marco Rubio(『マルコ・ルビオの台頭』)の著者であるマニュエル・ロイグ=フランジアに話を聞きます。同書は、ルビオの驚くべき身の上話と政治的キャリアをたどる伝記で、ルビオの物語の中核となる部分-彼の家族は亡命者としてキューバを追い出された-が実は真実ではないことを暴露しました。

  • 湾岸地域を破壊する恐れのある、熱帯低気圧「アイザック」がメキシコ湾に接近しています。アイザックはカテゴリー1のハリケーンに発達し、29日には上陸するだろうと連邦政府関係者は予想しています。。2005年のハリケーン「カトリーナ」以来再建されたニューオリンズの堤防が深刻な試練を受けるのはこれが初めてです。ワシントン・ポスト紙記者のマニュエル・ロイン=フランジアにニューオリンズから話を聞きます。

  • 最近行われたNBC放送局とウォール・ストリート・ジャーナル紙の調査で、アフリカ系アメリカ人有権者のミット・ロムニー支持率は0パーセントだということが判明しました。これに対しオバマ大統領の支持率は94パーセントです。在留資格の無い移民(undocumented immigrants)を厳しく取り締まり、投票権を抑圧する異論の多い法律を推し進めたため、共和党は非白人人種の支持を失ったと専門家は見ています。デモクラシー・ナウ!プロデューサーのサム・アルコフとエイミー・リトルフィールドは、28日タンパ市内で行われている共和党全国大会会場で見かけた、黒人コメディアンで作家のバラチュンデ・サーストンに話を聞きました。サーストンはHow to Be Black(『黒人であるということ』)の著者で、黒人の視点による政治ブログ「ジャックとジルの政治」(Jack and Jill Politics) の共同設立者でもあります。

  • 共和党全国大会は28日、再開される予定ですが、27日にフロリダ州タンパ市内で共和党全国大会に抗議してデモ行進を行った人たちに話を聞きます。このデモ行進は、数千人の人が終結するデモになると宣伝されていましたが、結局集まったのは数百人でした。保守派はソーシャルメディアで、その人数少なさを揶揄しました。一方、デモの主催者たちは、大嵐の影響もあり期待していた人数には達さなかったものの、少なくとも人は集まったと言っています。それに引き換え、共和党全国大会は大会1日目の全日程を悪天候のため全てキャンセル。デモクラシー・ナウ!は雨風にも負けず駆けつけ、共和党大会に対してデモを行った人たちに話を聞きます。

  • ミット・ロムニーは、自らのビジネス経験が国の経済再建に有利だと再三宣伝してきましたが、仕事のアウトソーシングに抵抗しているベイン・キャピタル社の従業員により守勢に立たされています。ベイン・キャピタル社が大部分を所有する、イリノイ州フリーポートのセンサータ・テクノロジーズの工場の170人の作業員は、自分たちの仕事を中国に送り出すことを止め職が失われるのを救ってほしいとロムニーに支援を求めています。この工場は自動車や航空機で使われているセンサーやコントローラーなどを製造していますが、その工場が解体され、少しずつ中国へ移送されているのです。しかも、会社は、将来彼らの仕事を担うことになる中国から呼んだ中国人たちに仕事を教えるよう、現在の作業員に要求しています。イリノイ州フリーポートのセンサータの工場作業員トム・ガウルラップとシェリル・ランデッカーの2人に話を聞きます。2人ともセンサータ勤続33年にもかかわらず、2012年末に解雇される予定です。

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