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2012年8月6日(月)

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  • ウィスコンシン州で5日、銃を持った白人至上主義者と見られる男がシーク教徒に向けて発砲し、シーク教徒6人が死亡しました。男はウィスコンシン州オーククリークのシーク教寺院に侵入し、少なくとも6人を殺害、3人に重傷を負わせた後、警察官に射殺されました。容疑者は40歳の元米軍兵士ウェイド・マイケル・ページとされています。警察はこの事件を「国内テロ」事件として捜査することを発表しました。 本日はウィスコンシン州のシーク教団体「Sikh Religious Society of Wisconsin」代表のガーチャラン・グレワルに話を聞きます。

  •  オークリッジの大量殺人事件により安心感がゆらいだとシーク教徒の多くは語ります。シーク教は2500万人以上の信者を持つ世界で5番目に大きな宗教で、そのうち50万人が米国に在住しています。本日は、この銃乱射事件について「寺院で銃乱射、アメリカ創設の信念への試練」という記事を書いたネイション誌政治記者のジョン・ニコルズをウィスコンシン州から迎え、ワシントンD.C.に拠点を置くシーク教連盟の法律・政策責任者ラジュディープ・シンに話を聞きます。「知っている人は少ないですが、シーク教徒はアメリカに1世紀以上も前から存在しています。残念ながら皮肉なことに、私たちは未だに憎悪犯罪やその他の差別といった形で、生存に関わる問題に直面しています」とシンは語ります。

  • 2001年9月11日の米同時多発テロ後、シーク教のアメリカ人はイスラム教やアラブ系アメリカ人と同様の差別を多く受けてきました。目立つ見た目が原因となり、彼らは暴力と嫌がらせの矢面に立たされています。敬けんなシーク教徒は髪を切らず、多くの男性信者はターバンを巻き、髭を剃りません。シーク教徒の米国人に対する脅迫が多発していることを受け、今年4月、ニューヨーク州選出の民主党下院議員ジョセフ・クローリーは、シーク教を信仰するアメリカ人をターゲットにした憎悪犯罪のデータをFBIに収集するように求める書簡を、エリック・ホルダー司法長官に送りました。本日は、デモクラシー・ナウ!とフリースピーチラジオニュースの特派員のジャイサル・ヌーアに話を聞くと共に、9.11後に起きたシーク教徒を狙った憎悪犯罪に関して2011年に彼が制作したレポートを再放送します。

  •  ウィスコンシン州警察はシーク教寺院銃乱射事件の容疑者を元米軍兵士のウェイド・マイケル・ページと特定しました。AP通信によると、ページは1992年4月に入隊、1998年10月に非名誉除隊をしています。ウィスコンシン州での銃乱射事件は12人の死者、58人の負傷者を出したコロラド州オーロラ市銃乱射事件からわずか2週間後に起きました。本日は、2007年に起きたバージニア工科大学銃乱射事件の生存者で、現在は銃暴力を防ぐブレイディ・キャンペーンに参加するコリン・ゴッダードと、ウィスコンシン州に拠点を置くネイション誌のジョン・ニコラスに、米国の銃規制の現状について話を聞きます。「私たちは同じ会話を何度も交わし続けることはできません。銃乱射事件が起きると同情し、お互いの顔を見て『こんな事があっていいんだろうか』と語り合い、それ以上、何もしない。今こそ銃問題に対策を講じる時であり、国民はそれを理解しつつあります」とゴッダードは語ります。

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