内部告発サイト「ウィキリークス」が民間情報企業ストラトフォーの内部電子メールを公開しましたが、その中の1つに、米司法省がウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジに対する秘密起訴状をすでに用意していることを示すものがありました。このメールはハッカー集団アノニマスがストラスフォーのサーバーから入手した約500万のメールのうちの1通でした。「どういうわけかここにはストラスフォーという『影のCIA』と呼ばれる民間情報企業があって、そこがジュリアン・アサンジも持っていない、ウィキリークスも持っていない、そしてアサンジの弁護士も持っていない、そして秘密の、封印された起訴状に関する情報を持っているというわけです」と話すのは「憲法上の権利センター」(Center For Constitutional Rights)のマイケル・ラトナーです。彼はアサンジとウィキリークスの法務顧問も務めています。「私たちが目にしているものは、秘密主義、秘密主義、さらにまた秘密主義です」。このアサンジに対する起訴状のニュースは、米軍及び国務省の機密文書をウィキリークスに流したとされるブラッドリー・マニング上等兵の罪状認否のおよそ1週間後に公開されました。
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