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2012年2月27日(月)

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  • 黒人歴史月間特集として、今日はクリントン元米大統領が大統領選中に作品を絶賛して有名になった作家のウォルター・モズリイに話を聞きます。モズリイは、ベストセラー推理小説、黒人私立探偵「イージー・ローリンズ」シリーズをはじめ、過去に37作品を発表しています。イージー・ローリンズ・シリーズ最初の作品、1948年が舞台の「ブルー・ドレスの女」は、デンゼル・ワシントンの主演で映画化されました。モズリイは、自身の推理小説を通して数十年にわたる人種差別に立ち向かっていることを評価されています。「イージー・ローリンズを書き始めた頃は、私の父親の世代、ディープサウス(米南部)から世界各地に移り住んだ黒人の男性や女性について書きたいと思っていたんです。ニューヨークに移住し、大きな変化をもたらした人びとの素晴らしいエピソードがいろいろあるんだからこれを作品に含めよう、ってね」とモズリイは語ります。モズリイの最新作「All I Did Was Shoot My Man」は、裕福な企業や武装した暗殺者、それに家族ドラマに満ちた世界を渡る現代の黒人私立探偵「Leonid McGill (レオニード・マックギル)」を追った作品です。モズリイの作品は、ヤングアダルト小説からSFまで多岐にわたりますが、われわれの時代の緊迫した政治問題が色濃く出ているノンフィクション作品はあまり知られていません。彼の最新ノンフィクション作品「Twelve Steps Towards Political Revelation」は、極めて個人的な記述から始まり、貧富の格差に対抗する運動を組織するよう人々に呼びかけるところまで話は展開します。オバマ大統領に対する継続的な支持について、モズリイは「選挙で勝った人を責めることはできませんし、大統領はホワイトハウスに1人ぼっちで座っている。大統領は多くの権力を握っているとは思いますが、国民がいなくてはその権力も十分なものではないのです」と述べています。

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