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2012年2月13日(月)

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  • 音楽界では、11日に48歳で亡くなった米ポップの女王、ホイットニー・ヒューストンへ続々と哀悼の意が表されています。昨夜12日に行われたグラミー賞では、司会のLL・クール・Jとジェニファー・ハドソンが彼女の追悼を行いました。デューク大学教授マーク・アンソニー・二ールは、「彼女は、エディー・マーフィーや故マイケル・ジャクソン、そしてバスケットボール選手のマイケル・ジョーダンなど、類を見ないほどの米メーンストリームへのアクセス規模があった(様々な層を引き付ける)『クロスオーバー黒人ポップアーティスト』と私が呼んでいる世代の1人です 。今までこのレベルの黒人有名人をわれわれは見たことがありません。彼女のメーンストリームでの成功は本当に類まれなるものでした」と話します。

  • ホイットニー・ヒューストンは、今年の黒人歴史月間中に亡くなったカルチャーアイコンの1人に過ぎません。1日には「ソウル・トレイン」司会者のドン・コーネリアスがロサンゼルスの自宅で遺体で発見され、自殺とみられています。コーネリアスは、テレビ史上最長のシンジケーッテッドショーの1つである、ダンス音楽番組「ソウル・トレイン」を通じて黒人音楽とカルチャーをアメリカのお茶の間に届け、米国の黒人音楽を世界的に広めるという重要な役割を果たしました。「ドン・コーネリアスの考えは明快なものでした。この番組は自分の思想となり、黒人であるということの多様性や活力を賞賛するものになると。そして、メーンストリームの視聴者にも届くと」とデューク大学教授のマーク・アンソニー・ニールは述べ、ホイットニー・ヒューストンとグラミー賞受賞経験のある大御所エタ・ジェイムズの死についても触れました。

  • 12日、グラミー賞会場外で数十人のミュージシャンが、ハワイアン・ミュージック、ハイチ・ミュージック、ケージャン・ミュージック、ラテンジャズ、コンテンポラリーブルース、リージョナル・メキシカン・ミュージックを含む民族音楽部門の多くを取りやめにした全米レコード芸術科学アカデミーの決定に抗議するデモを行いました。デモ参加者らの中にはこの改変に人種的偏見を感じたり、低予算のインディーズ音楽に害を及ぼすと考える人もいます。去年8月には、これら受賞部門の廃止がキャリアに悪影響を及ぼしたとして、ラテンジャズミュージシャン4人がNY州最高裁判所に提訴しました。加えて、全米レコード芸術科学アカデミーが2万1000人の会員との契約上の義務に違反したとも主張しています。グラミー賞受賞経験のあるスパニッシュ・ハーレム・オーケストラ創設者のオスカー・ヘルナンデスとデモの組織と2万人の署名を手伝ったPresente.org共同創設者であるロベルト・ロバートに話を聞きます。「(グラミー賞は)私がやっている音楽を一歩前進させるために、私が愛する音楽をやらせてくれるために必要だった信頼性を高めてくれました。(グラミー賞は)多くの境界線を越える信頼性の証をくれました。私は世界中を飛び回って演奏を行いました。これは確実に私たちにとって重要なことの1つです」とヘルナンデスは語ります。

  • 11日、バーレーン政府は、最近の抗議デモに関する役割をめぐり、米国人人権弁護士のフワイダ・アラフとラディカ・サイナスの2人を逮捕、強制退去処分にしました。12日に2人は送還され、同日夜にニューヨークに帰国しました。アラフとサイナスの両者は人権活動家で、治安部隊の暴力を未然に防ぐためバーレーン国内に国際監視員を設置する「ウィットネス・バーレーン」活動のメンバーです。2人の逮捕は、米国の支援する君主制政府に対する民衆蜂起からまもなく1年が経過しようとしている時期に起こりました。この1年でバーレーン政府治安部隊によってデモ参加者数十人が殺害され、数百人が逮捕や免職となりました。「(私たちは)バーレーン革命から1年が経過しようとしている中で、報道陣や人権擁護団体代表が入国拒否されているとの報告を受けています。このことから政府が国民への弾圧をさらに強めるのではないかとの警戒感が強まっています」とフワイダ・アラフは話します。

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