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2012年2月9日(木)

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  • インド洋に浮かぶ小さな国家、モルディブの初めて民主的に選出された大統領、モハメド・ナシードが、彼によれば、クーデターが起き、銃を突きつけられて失脚しました。長年の民主主義活動家者として、6年間投獄されていたこともあるナシードは、インド洋の島しょ国を地球温暖化から救うための運動の中心的人物として国際的な名声を得ています。クーデターに抗議する街頭デモが2日間行われた後、9日の朝、彼に対する逮捕状が発行されたとナシードは言いました。ナシードの通信顧問を務め、クーデターのあった日にナシードといたポール・ロバーツに話を聞きます。ロバートは逮捕状が彼自身にも発行されたのではないかと恐れ、秘密の場所から質問に答えます。

  • 何年間ものあいだ、モハメド・アシードは、気候変動が島しょ国の住民与える脅威について、世界の指導者の中で最も積極的に発言を行ってきました。モルディブで最初に民主的に選出された大統領になったあと、ナシードはモルディブを世界初のカーボン・ニュートラル(大気中の二酸化炭素量を一定に保つようなエネルギー消費の仕方)国家にすると公約し、水中で閣議を開いたこともあります。環境活動家のビル・マッキベンと、ナシードの失脚と彼の積極的な地球温暖化への取り組みを論じます。マッキベンの団体350.orgは、ナシードを支持する懇願書に3万人以上の署名を集めました。民主主義運動家として投獄されたこともあるナシードがモルディブの大統領になり、島しょ国の英雄になるまでを記録した新しいドキュメント映画"The Island President,"(「島の大統領」)の監督ジョン・シェンクにも話を聞きます。マッキベンによれば、「ナシードはある意味、アラブの春の先駆者であり、インド洋のマンデラとしていままで民主主義がなかった国に民主主義をもたらしました」そして、「もちろんと同時にこの地球上で、気候変動問題に関しての最も積極的に発言してきた国家元首です」と続けます。さらにマッキベンは次のように言います。「ナシードは、米国がさほど熱心ではない気候変動の問題を提起し続けたので、(米国にとっては)目の上のこぶでした。一方で彼は、米国の気候変動への取り組みに、ある意味行き過ぎなほど協力的でした。米国務省は彼に借りがあるのですから、今回のことについて真剣になってくれれば願います。」

  • ワシントン州は州下院で行われた投票の結果、同性同士の結婚を合法とする7番目の州になることになりました。この投票は、米控訴審裁判所が提案8号として知られるカリフォルニア州の同性愛者同士の結婚の禁止令を違憲であると判断した翌日に行われました。番組では、団体「権利の平等ワシントン」(Equal Rights Washington)のジョシュ・フリード、「勇気運動」(Courage Campaign)のリック・ジャイコブス、ロサンゼルスに本拠地をおく性転換者のコミュニティーを運営するカリル・コーエンと結婚の平等について論義します。ジェイコブスは、提案8号をめぐる争いは「完全な平等を目指す運動全体に刺激を与えました。僕のように今までトランスジェンダーの問題に注意を払ってこなかった人たちが、この問題について気軽に話すことができるようにしてくれました。」と言います。一方コーエンは、LGBTQコミュニティーが同性結婚を強調することに批判的です。「私が一番心配しているのは、LGBTQ運動の資源がどれほど結婚の平等だけに注ぎ込まれてしまい、性的少数者の人が直面している教育、医療、住宅、司法制度改革といった基本的な生存にかかわる事柄から離れてしまっているということです。まさにこれらのことが結婚の平等の権利の二の次にされてきて、このコミュニティーの最も弱い人々を傷つけているのです」とコーエンは言います。

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