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2012年1月13日(金)

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  • 30万人あまりの死者を出し、150万人が住む家を失った壊滅的なハイチの地震から今日で2年。An Unbroken Agony: Haiti, from Revolution to the Kidnapping of a President(『終わらない試練─ハイチ、革命から大統領拉致まで』)の著者、ランダル・ロビンソンに話を聞きます。国連の推定によると、ハイチには地震以来、世界各地からの16億ドルの義捐金が集まり、20億ドルを超える復興支援が過去2年間に供与されました。しかし批評家によると、資金は救援対策に携わる国際NGOと民間企業の手に渡り、ハイチの民衆が直接手にしたのはほんのわずかだと批判されています。「再建の取り組みがうまくいっていないと聞いてもまったく驚きません。ハイチで何かがうまくいくことを米国政府が望んだことなど、これまで一度もなかったんじゃないですか」とロビンソンは評します。

  • 市民団体 「トランスアフリカ」の創設者、ランダル・ロビンソンの新作小説『マケダ』は、公民権運動の黎明期を舞台にしています。物語は、人種隔離下のバージニア州リッチモンドで一人の青年が盲目の祖父を通してアフリカにルーツを発見し大人になっていく過程を追います。「時折、奴隷制度について考える時、私達はその経済的な結果に注目します。けれども、奴隷制度がもたらした心理的・社会的な影響については推測してこなかった。それをするためには、支配者が課した意図的で規則的なプログラムが引き起こした記憶の喪失を考慮に入れることが必要です」とロビンソンは語ります。

  • マーティン・ルーサー・キング師の生誕記念日を前に、アフリカ系アメリカ人の大量投獄が公民権運動の成果の多くを逆戻りさせていることについて、トランスアフリカ創設者のランダル・ロビンソンと著作家のミシェル・アレグザンダーに話を聞きます。今日のアメリカでは、1850年の奴隷人口より多くの人々が、刑務所や拘置所に収監されているか、執行猶予中または仮保釈中など、なんらかの矯正管理の下に置かれています。そして1870年当時より多くのアフリカ系アメリカ人の男性が、重罪犯の公民権を剥奪する法により、選挙権を剥奪されています。New Jim Crow: Mass Incarceration in the Age of Colorblindness(『新たな黒人隔離:大量投獄に見る隠された人種差別』の著者アレグザンダーは、新たに出版されたペーパーバック版の中で、こう論じています。 「大規模な社会運動がないかぎり、米国の大量投獄に終止符を打つことも、キング師の夢の実現に向けた決意が新たになることも期待できません。... 運動は、人権運動であるべきだと思います。投獄ではなく教育に向けての、監獄ではなく職に向けての運動です。誰であれ、またこれまで何をしてきたかを問わず、すべての人々の基本的な人間性と尊厳を認める運動です」

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