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2011年9月19日(月)

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  • ニューヨークの金融中心地ウォール街に17日から数千人の抗議者が集まって始まった「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)」と呼ばれる運動は、3日目を迎えた今日、デモ参加者が行進を行います。カイロのタハリール広場やマドリードのプエルタデルソル広場で行われた大規模な抗議運動に触発されて、数百人の参加者がこの2日間ウォール街の周辺で夜を過ごしました。デモクラシー・ナウ!のサム・アルコフが撮影した抗議行動のビデオレポートを放送し、さらにブログ「非暴力闘争の遂行」(Waging Nonviolence)の編集者ネイサン・シュナイダーに、抗議行動の最新情報を現場から報告してもらいます。また一連の抗議運動に参加した人類学者のデイビッド・グレイバーにも話を聞きました。「(エジプトとスペインでの)デモ参加者の多くは若者で、大半はそれぞれの国の教育制度をまっとうし、多額の債務を抱えて卒業してみれば、就職するのは絶望的に難しいことが分かったのです。既存体制は彼らを完全に裏切った。もし生きる価値のある社会ができるとするなら、私たちはそれを自分たちの手で生み出す必要があります」とグレイバーは語りました。

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  • オバマ大統領は財政健全化のため、増税や、メディケアやメディケードのような医療保険制度の削減を含む赤字削減案の骨子をまとめる準備を行っています。これに対して文化人類学者デイビッド・グレイバーは大胆な提案を行っています。それは国内の貧困層の債務を帳消しにする、というものです。「富裕層の間や政府の間での債務はいつでも再交渉の余地があり、それは世界の歴史を通じて実際に行われてきました。そうした負債は、変更できない決定事項ではないのです」とDebt: The First 5,000 Years(『債務:最初の5000年』)の著者であるグレイバーは語ります。「一般的に言って、貧困層が富裕層に債務を持つときに限って、債務は突然、『神聖な義務』となり、他の何よりも優先されるようになります。債務の再交渉が、考えられないことになるのです」

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  • イエメンでは、政府によるデモ隊への暴力的な弾圧が激しさを増しており、この2日間は、数か月のあいだで最悪の流血の事態となっています。少なくとも21人のデモ参加者が19日、首都サヌアで死亡しました。18日には26人が射殺され、数百人が負傷しました。デモ隊は、退陣の約束を再三にわたって反故にしているアリ・アブドラ・サーレハ大統領の、33年に及ぶ政権を終わらせるように呼びかけています。前週、サーレハ大統領は、野党に権力の座を譲るための交渉を行う権限を副大統領に与えました。このイニシアチブは湾岸6か国で形成される湾岸協力会議により提案され、1978年からイエメンを統治してきたサーレハ大統領からの平和的な権力移行を切り開くものです。首都サヌアにいる政治アナリストで「民主主義覚醒運動(Democratic Awakening Movement)」の共同創立者であるアブドルガニ・イリヤニに、イエメンの最新情報を聞きました。

  • ムアマル・カダフィ大佐の捜索は依然続いていますが、MITの名誉教授ノーム・チョムスキーはNATO軍の空爆の正当性に疑問を投げかけています。「私は、飛行禁止区域を作り、市民を保護することについては、正しさを主張できると感じていましたが、内戦に直接参加して、ほぼ全世界が支持していた可能な選択肢を損なったことについてはずっと難しいでしょう」とチョムスキーは語ります。「リビアで重要なのは、なによりもまず、この国は石油が豊富だということです。それほど悪い状況にはならないと予測できる理由もいくつかありますが、ただし、今の段階で今後の状況を予想しようとする人は、とても性急すぎる人でしょう」

  • 今月初め、トルコ政府は、2010年のガザ向け支援船団へのイスラエル軍の攻撃に関する国連の報告書が発表された後、イスラエルの大使と上級外交官たちを追放しました。同報告書は、ガザ支援船団の旗艦マビ・マルマラ号へのイスラエルの「度を越した理不尽な攻撃」を非難しました。このイスラエルの攻撃で9人が死亡しました。一方で報告書は、イスラエルに対し遺憾の意を示す声明を出し、亡くなった人々と負傷した乗船者の家族への補償を行うよう求めました。しかしイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は謝罪を拒絶しました。MIT名誉教授ノーム・チョムスキーに、イスラエルとの長年の同盟国だったトルコとエジプトの関係と、両国の関係が崩れることがいかに「地域内でイスラエルが孤立化するために大きな影響を与える」かについて、話を聞きました。

  • MIT名誉教授ノーム・チョムスキーは、共和党の大統領候補指名争いに出馬した候補者たちの気候変動といった問題への立場を語り、候補者たちを「非常に奇妙」と呼びます。「ご存知の通り、私はずっと前からオバマ大統領の熱烈な支持者ではありません。しかし彼は少なくとも、現実世界のどこかにいます」とチョムスキーは述べ、「おそらく予備選に勝利して共和党候補者を勝ち取る可能性がとても高く、そしてもしかしたら大統領選に勝利するかもしれないペリーは、しばしば宇宙空間にいるのです」と語りました。

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