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2011年9月13日(火)

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  • 10 年前の2001年、米連邦議会で共和民主両党の議員が一緒になって終わりなき戦争を容認したとき、ノーム・チョムスキーは中東と世界における米国の行動を見直すことを米国に求めた中心的人物でした。9-11というシンプルなタイトル(邦題は「9.11―アメリカに報復する資格はない!」)の彼の2001年の著作は、予想外のベストセラーになりました。同書では、9.11攻撃の根源についてのチョムスキーへの一連のインタビューと、彼が正当と考える事件への対処策が収められています。10年後の2011年、チョムスキーは同書の改定版、9-11: Was There an Alternative?(『9.11:ほかに手段はなかったのか?』)を発表し、その中で米国によるオサマ・ビンラディン暗殺と、チョムスキーが見るブッシュ政権の外交政策とオバマ政権の外交政策の継続性について言及しています。「現時点で、オバマのアラブ世界における支持率は、ジョージ・W・ブッシュのものをさえ下回っている」とノーム・チョムスキーは言います。「政策は変わったが、彼らの敵意は不変だ。我々は残虐行為がどこから派生するものなのか理解するべきだ。そうした行為は何もないところからは生まれない。真剣に考えるなら、我々はそうした行為の基盤になっていることについて何らかの行動を起こすべきだ」。

  • オバマ大統領は9月12日、富俗層への増税を財源とした4470億ドルの新たな雇用対策法案を議会に提出しました。ノーム・チョムスキーは「米国で経済的成功と社会的発展を求めようとするなら、まずは医療保険制度、巨額な軍事費、富俗層〔と企業〕に対する超低税率といった根本的な問題に対処しなければならない」と言います。共和党の大統領候補でテキサス州知事のリック・ペリーが社会保障を“ポンジー・スキーム”と呼び、民主党員らが社会保障制度は危機にあるという説を受け入れる中、チョムスキーはこう指摘しています。「今から30年後に起こる可能性のある問題-それは1983年にされたように、あちこちを少しずつ変更することによって付随的に修正できる-を心配することは、社会保障制度を壊そうとしているのでない限り全く意味がないことだ」。

  • オバマ大統領は12日、パレスチナによる国連への独立国家としての加盟申請へのいかなる動きにも反対することを公式に明言しましたが、パレスチナ首脳は依然として9月第3週中に加盟申請に踏み切るといっています。米国の拒否権はどう影響するのでしょうか?この件について、マサチューセッツ工科大学の名誉教授ノーム・チョムスキーに詳しく話を聞きます。「もしパレスチナがこの問題を安全保障理事会の採決に持ち込み、米国が拒否権を行使すれば、長い間にわたってほぼ全世界が合意してきたこの問題の解決を、米国は本気では望んでいないことを改めて示すだけのことです。」とチョムスキーは言います。

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