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2011年9月6日(火)

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  • ハイチでの国連平和維持活動(PKO)に従事するウルグアイ人部隊員らが18歳のハイチ人男性を性的に暴行したとされる映像が出回り、ウルグアイ海軍司令官が解雇されました。ハイチのミシェル・マルテリー大統領は9月5日、暴行疑惑を非難し、犠牲者は「集団レイプされた」と語りました。暴行は7月に起こりましたが、暴行を撮影した携帯電話の映像が明るみに出たのは最近のことです。国連部隊による事件は今回の出来事だけではありません。2007年12月には、100人のスリランカ兵が未成年の少女らへの性的虐待罪に問われハイチから強制送還されました。2005年には、国連部隊がポルトープランスの最貧地区の一つであるシテ・ソレイユで凶行におよび、子供を含む23人を殺害しました。今回の事件が起きたとされる海辺の町ポールサリューでは、9月5日にデモがありました。最初に記事を書いたジャーナリストのアンセル・ハーツに、ポールサリューから話を聞きます。「一部の人々は、現在約1万2000人の兵士で構成されるハイチの国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)の全部隊が去ることを求めています」とハーツは言います。「また別の人々は、MINUSTAHがその使命をいわゆる“平和維持”から、道路・学校建設や地震後のハイチが立ち直るのに必要なインフラの構築といった開発に変えることを求めています」。

  • "Fear Inc: The Roots of the Islamophobia Network in America" (恐怖売ります:米国のイスラム嫌悪ネットワークのルーツ)と題した米国進歩センター(Center for American Progress)の報告書は、専門家を標榜する少数の人々が、多数の基金の助成や個人の寄付に支えられて、米国内でイスラム教徒に対する恐怖をあおり嫌悪と敵意を広げている様子を明らかにしました。同報告書によると、こうしたいわゆる専門家は、書籍や報告書、ウェブサイト、ブログ、綿密に練り上げた反イスラム的な話題の発信など様々な形でイスラム嫌悪を撒き散らしています。また、ノルウェーで大量殺人を行った右翼アンネシュ・ブレイビクが、こうした専門家を彼の「マニフェスト」の中で繰り返し引用していたことも指摘されています。こうした専門家の中でも報告書が特に注目しているのは、「ジハード・ウオッチ」というブログの執筆者ロバート・スペンサーです。彼は、ニューヨーク市に穏健なイスラム教センターを作ろうとする地元の取り組みを、「グラウンド・ゼロでのモスクの勝利」という言い回しを用いて世界的な関心事に仕立てた団体「アメリカのイスラム化を阻止せよ」(Stop Islamization of America)の代表でス。 [恐怖売ります」報告書の執筆者の一人で米国進歩センターの役員、ThinkProgress.orgの編集長でもあるファイズ・シャキールから話を聞きます。「(スペンサー)は、米国におけるイスラム教徒の存在全体が懸念の的になるような社会を求めているのです。それがイスラム嫌悪ネットワークのすべてに共通するテーマなのです」とシャキールは言います。

  • ニューヨーク市では9月4日、2001年9月11日の世界貿易センターへの攻撃で、犠牲者第一号として記録されたマイカル・ジャッジ神父を追悼して数百人が通りを行進しました。ニューヨーク市消防局付司祭のジャッジは当時68歳で、現場で一人の消防局員に臨終の祈りを与えている最中に亡くなりました。彼は政治的、社会的領域を超えた崇拝者と友人を持つ英雄的存在で、その人生はSaint of 9/11(『9/11の聖者』)という高く評価されたドキュメンタリー映画の中で取り上げられ追悼されました。同映画は、ジャッジ神父が同性愛者だったという半分隠された秘密を描いたことでも注目に値します。個人的な日記の中で、尊敬されたカトリック神父であった彼が、いかに「同性愛者である自分自身のことに思いをいたらせ、自分が会う人々が自分のことを全部は知りえない」と思っていたか記していました。長年にわたる同性愛者の権利を求める活動家で、『9/11の聖者』をプロデュースしたインディペンデント映画製作者であるブレンダン・フェイに話を聞き、同ドキュメンタリーと彼の新作映画Remembering Mychal(『マイカル追憶』)の抜粋を放送します。

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