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2011年7月20日(水)

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  • 英首相のデイビッド・キャメロンは今日、英国警察や政府高官を巻き込んで拡大中のニューズ・インターナショナル社の電話盗聴スキャンダルにおける自身の対応について、公聴会で議員たちからの質問に直面します。キャメロンはメディア王ルパート・マードックが英国議会で初めて証言するという前代未聞の公聴会から一夜明けての登場となります。マードックは、自らの会社が犯した行動をプライバシーへの「不快でとんでもない侵害」と呼び、遺憾の意を表明しましたが、自らの責任は否定しました。彼の息子であるジェイムズ・マードックとニューズ・インターナショナル社の前CEOレベッカ・ブルックスも証言しました。

  • 英国から米国に至るマードックのメディア帝国が引き起こした電話盗聴スキャンダルについて、ベテラン・ジャーナリストのサラ・エリソンと話し合います。彼女はバニティフェア誌の寄稿編集者で、著書『ウォール・ストリート・ジャーナル 陥落の内幕』(War at the Wall Street Journal: Inside the Struggle to Control an American Business Empire)で、マードックがウォール・ストリート・ジャーナル紙を買収した2007年以降の同紙の劇的な変化を描きました。エリソンは同紙で10年間働いた経験があり、マードックが今回のスキャンダルで責任を否定したことに関し次のように述べています。「彼のニュース組織がどう動いているかを知ったらなおさらそれは信じがたい話です……ルパート・マードック神話というものがあって、編集者たちはマードックが実際に言おうが言うまいが彼の意向を知っているというものです。彼は、全員が以心伝心という文化を作り上げる……彼の会社組織であるなら、彼に責任の一端もないということは想像しがたいです」。

  • パキスタンを拠点にするニューズウィーク誌記者のシェルバノ・タシールは、今年1月自らのボディーガードから29発の銃弾を浴びて暗殺されたパンジャブ州の前知事サルマーン・タシールの娘です。この暗殺前、前知事は同国の冒涜法に反対であることを表明して論争の的となっていました。昨年11月にはキリスト教徒のパキスタン人女性が予言者ムハンマドを誹謗した罪で死刑を言い渡されました。シェルバノ・タシールに父親のこと、パキスタン全土におけるイスラム過激主義への対抗の努力について話してもらいます。「パキスタンでは過激思想が時代の潮流なのです。そんな思想に対抗するには、別の発想を提示する必要があるのです。それは米国には出来ません」とタシールは言います。

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