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2011年7月19日(火)

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  • マードックが所有するニューズ・オブ・ザ・ワールドの内部告発の手助けをした同紙元記者のショーン・ホアが7月18日、自宅で遺体で発見されました。ホアは、ニューヨークタイムズ紙が、ニューズ・オブ・ザ・ワールド紙の元編集長で後にデービッド・キャメロン英首相の官邸報道局長となったアンディ・コールソンと、電話盗聴を結び付けて報じた記事の情報源でした。コールソンはスキャンダルが明るみに出た7月初旬に逮捕されました。警察は、ホアは自然死と見られるとしていますが、犯罪疑惑は弱まっていませ ん。ホアは電話盗聴のことだけでなく、電話の利用履歴追跡や、彼が言うには、同紙が警察に金を払って行っていた、ニュース編集室“ピンギング”と呼ばれる個人の所在追跡についても話していました。

  • ルパート・マードックとニューズ・コーポレーションの従業員による行為に対する厳しい調査は、米国にある同社の巨大なメディア企業体に対する世間の注目を拡げる結果ともなっています。 ニューズ・コーポレーションは、フォックス放送、FOXニュース、ナショナル・ジオグラフィック・チャンネル、ハーパーコリンズ、TVガイド誌、ウィーク リー・スタンダード誌、ニューヨーク・ポスト紙、ウォールストリート・ジャーナル紙、そして映画会社の20世紀フォックス、フォックス・サーチライトな ど、傘下に多くの企業を抱えています。ニューズ・コーポレーションの米国メディアにおける支配状態は、連邦通信委員会(FCC)が1990年代初頭にメ ディア合併を抑制しようとした規制を撤回したことで大きく後押しされました。メディア改革団体フリー・プレスの政策ディレクター、マット・ウッドに話を聞 きます。

  • ニューヨーク市を拠点とする団体クラス・サイズ・マターズ(Class Size Matters)は、ニューヨーク当局に対し、ルパート・マードックが所有するワイレス・ジェネレーション社に学校の生徒たちの個人的データにアクセスす る許可を与えることになる無入札契約の取り消しを求める嘆願を始めました。この契約は、ニューヨーク公立学校の元代表ジョン・クラインがニューズ・コーポ レーションの役員会に入った直後に結ばれました。クラインはロンドンで7月19日に開かれた電話盗聴に関する英国議会の公聴会にマードックと共に出席しま した。クラス・サイズ・マターズの代表レオニ-・ハイムソンに話を聞きます。

  • 金融業界、企業ロビイスト、共和党銀からの数ヶ月にわたる猛烈な反対を経て、消費者金融保護局(CFPB)が7月第3週、ワシントンDCで正式に発足しま す。CFPBは、2010年の金融規制の全面見直しを受け、不正行為から消費者を守るために設立されました。共和党議員らは、他の取締機関に同局の決定に対 する拒否権を与えるなど数々の規制策をもって、CFPBの影響範囲を弱めようとしています。共和党議員らは7月第3週、オバマ大統領が発表したCFPB局長の選択に関しても勝利を収めました。オバマは、CFPBを提案しその設置を2010年から監督してきたハーバード大学教授のエリザベス・ウォーレンではなく、 元オハイオ州司法長官のリチャード・コードレイを任命しました。「(コードレイは)エリザベス・ウォーレンとは違う。彼には彼女のようなコミュニケーショ ン能力はない」とネーダーは言います。「彼女は貴重な人材です。彼女を外したことによってオバマは、政府を方向転換させて国民のためになるようにしたいと いう良識ある賢明な全米中の多くの人々に対して、その人たちはオバマにはもったない、ごろつきの共和党議員にはもったいないというメッセージを送ったのです。」

  • 債務問題についての交渉が続く中、長年にわたり消費者保護活動を行っているラルフ・ネーダーに彼の解決策を聞きます。ネーダーは言います。「現在我々は、 損失と債務と支出と雇用問題に直面しているわけです。そこから抜け出すのはそう難しいことではありません。まずは、企業への援助をやめるべきです。この額は年間数千億ドルにもなります。次に、企業に課税し、彼らが課税なしで済まされることを防ぐようにするべきです。市民団体、税金の正義を求める市民の会(The Citizens for Tax Justice)は最近、ある報告書を発表しました。ハネウェル社、ベライゾン社、ゼネラル・エレクトリック社など12の大企業が含まれているのですが、 こうした企業は3年間に1670億ドルの利益を上げながら、税金は1ドルも払わず、財務省から25億ドル受け取っているのです。

  • テキサス州では、憎悪犯罪の被害者が、9/11後に至近距離から彼の顔面に発砲し有罪判決を受けた殺人犯の命を救おうとしています。レイズ・ブヤンは、7月20日に予定されている死刑囚マーク・ストロマンの死刑執行を止めさせるためにリック・ペリー知事を訴えています。ストロマンは2001年にブヤンに発砲し、ブヤンは右目の視力を一部失いました。ストロマンはアーリアン・ブラザーフッド(刑務所内を拠点とするギャング)のメンバーであり、インド人の移民 でヒンドゥー教徒のバスデフ・パテル、パキスタン出身のイスラム教徒のワカール・ハサンを殺害しました。「マーク・ストロマンがしたことは彼の無知による 憎悪犯罪であって、彼は善悪の判断ができなかっただけだと強く信じています。そうでなければ、そんなことはしなかったでしょう」とブヤンは言います。「両 親が私を育ててくれたやりかた、そして私のイスラム信仰は、彼が容易に許されるべきであることを教えてくれています。そして私の信仰は、誰も別の人間の命を奪 う権利はないということを教えています。イスラム教は、憎悪や殺害を許していないのです」。刑務所で書かれた声明の中でストロマンは言います。「私の友人 や支援者たちすべてが私の命を救おうとしてくれているだけでなく、私には今、レイズ・ブヤンという、かつては私の憎悪の対象であった、並外れた人物が先頭 に立つイスラム教のコミュニティがついていてくれます。ブヤンの深いイスラム信仰は、許されざるべきものを許す力を与えました。私はこのことに非常に感動 しましたし、我々すべての模範となるべきだと思います。憎悪は止めなければなりません。我々はみなこの世界で一つなのです」。

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