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2011年7月14日(木)

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  • 今から18ヶ月前の2010年1月12日、ハイチは死者30万人、負傷者数十万人、そして百万人以上が住居を失うという、壊滅的な地震にみまわれました。地震発生時すでに、ハイチは西半球の最貧国で、復興への苦闘はいまなお続いています。30年近くハイチで仕事し、2009年以降は、ビル・クリントン元大統領の下でハイチへの国連副特使の任についている、ポール・ファーマー医師に、番組の時間いっぱいを使って、話を聞きます。ファーマー医師が20年以上前にその設立を手助けした慈善団体パートナーズ・イン・ヘルス(Partners in Health )は、当初ハイチ中央部で医療を無料で提供していましたが、現在では、さらに世界各地の9カ国で医療援助活動を行っています。ファーマー医師はハイチに関して何冊か本を書いていますが、このたび新刊Haiti After the Earthquake(『地震後のハイチ』)が出版されました。

  • ハイチで30年近く仕事し、現在はハイチへの国連副特使を務めるポール・ファーマー医師は、米国が糸を引いたクーデターと新自由主義政策がハイチの民主主義の妨げとなったばかりでなく、公衆衛生を著しく弱体化したと言います。ファーマー医師は、最近ウィキ・リークスによって公開された、ハイチでもっとも人気のある政党ファンミ・ラバラスが排除されていたにも関わらず、米国が最近の選挙を支援したことをのべた機密外交公電を引き合いに出し、米国のハイチへの影響について語ります。この外交文書はまた、ハイチの最低賃金をあげようという努力の妨害に米国が舞台裏で一役買ったことについて述べています。

  • ハイチへの国連特使就任後まもなく、ビル・クリントン元米大統領は、大統領時代に、政府援助を受けた米国からの輸入米への関税を撤廃するようハイチに強制したことを謝罪しました。この政策により、ハイチの米作は一掃され、ハイチの自給能力は重大な損害を受け、ハイチの強制的な都市化が促進されました。これにより、地震の被害が高まった可能性があります。ハイチでクリントンの代理を務めている、ポール・ファーマ医師は、「謝罪を聞いて救われる思いがしました。米国人として、ありがたかった」と語ります。

  • ポール・ファーマー医師は、クリントン財団が資金供給したシェルターが、カビ、粗悪な構造、そしてひとつの場合には、懸念されるレベルのホルムアルデヒドを含有するなどの問題を抱えるトレーラーだったとする、ネイション誌の最新レポートについてコメントします。これらのトレーラーを建設したのは、ハリケーン・カトリーナによって住まいを失った人々に、ホルムアルデヒドで汚染されたトレイラーを供給したとして現在、米国で訴えられている、クレイトン・ホームズ社でした。デモクラシー・ナウ!では、この調査記事を書き、調査結果への反応を聞くためにクリントン財団を訪問したイザベル・マクドナルドとイザボー・ドゥーセットに先日、話を聞きました。

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