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2011年1月31日(月)

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  • エジプトで発生している大規模な抗議デモは7日目に突入しましたが、何万人もの人々がカイロのタハリール広場に詰めかけています。デモ隊はホスニ・ムバラク大統領が辞任するまで抗議を続けるとしています。ゼネストが31日に呼びかけられた一方で、2月1日のmillion man march(「百万人大行進」)の準備も進められています。デモクラシー・ナウ!のシニアプロデューサーで、現在カイロで取材を行っているシャリフ・アブドゥル・クドゥースに話を聞きました。「この民衆蜂起は社会の全階層を巻き込んだものです。上手く説明するのは難しいですが、国民はムバラク大統領にウンザリしています。国民はムバラクを嫌い、退陣を求めています。大統領が立ち去るまで、国民がカイロの街頭、エジプトの街頭から姿を消すことはないでしょう」。

  • エジプトの現在の状況は、米国にとってはエジプト国民を支援する大きな機会となる可能性があります。しかし、オバマ政権からは、ホスニ・ムバラク大統領の退陣を求める公式な発言はありません。ジョージタウン大学でアラブ政治を教えるサメル・シェハタ准教授に、米国の支援をうけているムバラク政権について、そして現在も続く抗議行動の背景にある記録的なインフレと貧困について話を聞きました。「2004年から現在にかけて、エジプト政府と政府による改革は、ワシントンで世界銀行やIMF、それに米国当局によって賞賛されていました」とシェハタは語りました。「しかし明らかにされてこなかったのは、現実に生きる国民、普通の人々の生活のレベルで起きていた事実です」。

  • 米国は過去数十年において、数十億ドル規模の軍事支援をエジプトに行ってきました。ロッキード・マーティン社、ボーイング社、そしてゼネラルエレクトリック社は戦車やミサイル、エンジンその他をムバラク政権に提供しています。大規模な民衆蜂起が起こっている現在も、オバマ政権が援助計画の見直しを発表するなか、米国の対外援助費は依然としてエジプトに流れ込んでいます。Prophets of War: Lockheed Martin and the Making of the Military-Industrial Complex(『戦争の予言者:ロッキード・マーティンと軍産複合体の形成』)の著者ウィリアム・ハートゥングと、ジョージタウン大学でアラブ政治を教えるサメル・シェハタ准教授に話を聞きました。
  • 著名なフェミニストで人権活動家のナワル・エル・サーダウィは、政治犯として長年エジプトを離れていました。現在はカイロに戻ってきている彼女が番組に出演し、ここ7日間で起こった前代未聞の抗議運動での女性の果たしている役割について話を聞きました。「女性と少女たちも少年たちと路上にいます。わたしたちは政治、自由、平等、真の民主主義、新憲法、そして男女差別やイスラム教徒とキリスト教間の差別の撤廃、システムの変革を求めています。真の民主主義を求めています」。

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