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2010年7月9日(金)

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  • メキシコ湾岸部全域で放棄されている数多くの油井およびガス井が大変な脅威になるかもしれないという心配が持ち上がってきました。AP通信の調査によると同地域の27000カ所以上もの廃棄海底油井ガス井で漏出の恐れがあり、うち13%が特に危険な状態だというのです。採掘現場を廃棄する場合は企業側がきちんと採掘井をふさがねばならないという規則があるのですが、それはいつも無視され、政府もそれを放置してきました。この特ダネを書いたAP通信のジェフ・ダン記者に話を聞きます。
  • わずか3カ月ほど前、米テキサス州テキサスシティのBP社の大規模精油施設から数百トンもの有害化学物質が大気中に噴出し始めました。始まったのは4月6 日、あのディープウォーターホライゾンの原油採掘施設の爆発2週間前のことです。ところがBPは、この問題に気づくだけでも数週間かかったのです。40日以上に及ぶ期間に放出された化学物質は同社推計で53万8000パウンド(244トン)。テキサスシティに飛んで取材したライアン・ナットソンに話を聞きます。彼はプロプブリカとフロントラインの記者です。
  • ランス・ローゼンフィールドはフリーランスのカメラマンで、今回はプロプブリカに雇われ、大気中に大量の有毒物質を放出していたBPのテキサスシティ精油施設の撮影を行っていました。この取材撮影中、ローゼンフィールドはBPの警備員に尾行され、最終的に地元警察に拘束されることになりました。
  • カリフォルニア州オークランドでは8日の夜、オスカー・グラント射殺事件の評決に抗議する街頭行動で多くの人びとが逮捕されました。グラントは22歳のアフリカ系米国人で、2009年の元日、オークランドの駅プラットフォームで白人鉄道警察官ジョハネス・マーセリーに射殺されました。グラントは武器を持っていませんでした。ロサンゼルスの陪審はマーセリーに過失致死罪での有罪を評決しましたが、より重罪である第2級殺人罪や故意故殺罪では無罪としました。
  • ベストセラー作家でジャーナリストのゲリー・リブリンは新著で、サブプライム業者の強欲な商法を下敷きにして、有力大手銀行がサブプライム・ビジネスに参入し数十億ドル規模の事業に仕立て上げたと語っています。彼はこれを「貧困産業」と呼びます。この業界は、今がまさに好況です。新著のタイトルは Broke, USA: From Pawnshops to Poverty, Inc.--How the Working Poor Became Big Business(『破産USA:質屋から貧困株式会社へ─ワーキングプアが大企業の商売になるまで』)です。
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