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2010年6月9日(水)

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  • 8日、BP社及び米政府当局者は4日から始めた流出原油への「フタ作戦」でこれまでに51,000バレルを回収したと発表しました。BP社CEOのトニー・ヘイワードはこの新方式で破裂した油井から吹き出る原油の大部分がすぐにも回収できる希望が見えたと話します。しかし科学者のアイラ・ライファーは流出原油は日量で10万バレルにも及ぶかもしれないと言います。この数字はかつてBPが最悪のシナリオとしたものです。ライファーはカリフォルニア大学サンタバーバラ校海洋科学研究所の調査員で、米政府の流出率計測専門グループのメンバーです。
  • 調査報道機関のプロプブリカによると、BP社の過去十年以上にわたる一連の内部調査は、同社が安全基準や環境基準の規定を繰り返し無視していることを指摘、このまま改善されなければ重大な事故の危険性があると同社幹部たちに警告していたことがわかりました。調査報告書には、管理部局が老朽化した設備を放置していたり、従業員に問題を報告しないよう圧力をかけたり、製造コストを下げるために検査をはしょったり遅らせたりするなど、安全性を蔑ろにした具体例が示されていました。また2001年の内部報告書には、安全停止弁やガス・火災探知機など、非常時の運転停止に必要不可欠な重大な装置をBPが軽視していると記されていました。この種の装置が設置されていれば、メキシコ湾のディープウォーター・ホライゾン掘削設備の出火と爆発も未然に防げていたかもしれないといわれています。プロプブリカの調査記者アブラーム・ラストガーテンに話を聞きましょう。
  • ハニン・ゾアビは9人が殺害されたガザ支援船団の旗艦であるマビ・マルマラ号に乗船していました。彼女は血を流して死んでゆく彼らを目撃していました。イスラエルに帰ってクネセト(国会)で演説した際、ゾアビは船団に参加していたことで数人の議員から暴言を浴びせられたのです。
  • イスラエル軍はガザ支援船団を襲撃して乗船の活動家9人を殺害しました。その後、残る約700人の活動家とジャーナリストのほぼ全員を拘留してアシュドド港に移送し、そこで家族ともメディアとも弁護士ともほとんど接触をとらせないまま数日間にわたって拘束していました。イスラエル政府はその間、見つけられる限りの録音録画機材、通信機器を没収しました。その中にはこの襲撃のほとんどすべての証拠が記録されていました。イスラエル側はそれらの動画や画像、音声を彼らが世界に見せたいものに選り分け編集して発表したのです。オーストラリアのシドニー・モーニング・ヘラルド紙のためにこのガザ支援船団「フリーダム・フロッティラ」を取材していたベテラン記者2人に話を聞きます。
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