ケイセラに正義を:先住民ティーンの不可解な死は 蔓延する先住民女性殺害問題の氷山の一角

2019/10/10(Thu)
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8月末、モンタナ州ハーディンでアメリカ先住民女性のケイセラ・ストップス・プレティ=プレイセズの遺体が見つかりました。彼女の18歳の誕生日2週間後のことです。遺族は彼女のための正義を求めています。ケイセラはモンタナのクローとノーザン・シャイエン部族コミュニティの一員で祖母と一緒に暮らしていました。家族によれば、ケイセラが8月24日の夜、帰宅しなかったため、家族が行方不明の届けを出しました。8月29日、ハーディンの街で若い女性の遺体が発見されましたが、それがケイセラであると地元警察が認めたのは2週間後のことでした。ケイセラの死と失踪の状況は未だ明らかにされていません。これは殺人であると遺族は信じていますが、地元警察はこの突然の失踪と死に不審な点はないとしています。過去十年にビッグ・ホーン郡で行方不明となったり殺害された先住民の少女や女性は、ケイセラを含め少なくとも27人に上ります。モンタナ州では少な2010年から、少なくとも134人の先住民少女や女性が行方不明となったり殺害されてきました。ケイセラの叔母でウィスコンシン大学マディソン校のネルソン・インスティテュート環境学科准教授のグレース・ブルテイルと、遺族の弁護士であるメアリー・キャサリン・ネイグルに話を聞きます。ネイグルはチェロキー・ネイションの市民、先住民部族の統治権と司法権回復を目指すパイプステム法律事務所のパートナーです。

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