児童被害者法:ニューヨーク州が性的虐待への時効を延長 被害者数百人が訴訟を起こす

2019/8/15(Thu)
記事番号: 
3

8月14日、ニューヨーク州では児童被害者法(Child Victims Act)が施行され、子供時代に性的虐待を受けた被害者数百人が訴訟を起こしました。この新法で、ニューヨーク州では時効のために子供時代の性的虐待被害を訴えることが出来なかった被害者が加害者を訴えることが可能となりました。カトリック教会、ボーイスカウト、複数の学校や病院、そしてジェフリー・エプスタインの遺産に対し訴訟が起こされました。児童被害者法は2月に成立した法律で、この新法の下で、検察は告発者が28歳になるまで加害容疑者に対し刑事責任を追及することができます。更に告発者は、自らが55歳になるまで民事訴訟を起こすこともできます。加えて「遡及期間」を使えば、8月14日から1年間の間であれば、虐待がいつ行われたかに関係なく、また告発者の年齢に関係なく、加害容疑者を訴えることができます。新法を推進したニューヨーク州議員2人に話を聞きます。アレサンドラ・ビアジ上院議員と、ユ=リン・ヌー下院議員です。両議員とも子供時代に性的虐待を受けた経験があります。

共有します