映画『アドボケイト』:イスラエル人弁護士リア・ツェメル 占領に抵抗するパレスチナ人の弁護を振り返る

2019/6/14(Fri)
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リア・ツェメル弁護士はイスラエルの裁判所でパレスチナ人政治犯の弁護を半世紀近くにわたって請け負い続け、パレスチナ人政治犯の人間性と公正な裁判を受ける権利を主張してきました。この仕事によって、彼女は多くのイスラエル人から非難を浴び、排斥され、殺害の脅迫まで受けました。ツェメルはイスラエルによるパレスチナの占領を手厳しく批判し、政治的な動機によって暴力行為をはたらくパレスチナ人は自由の戦死であって、「テロリスト」ではないと、長いあいだ主張してきました。1999年にツェメルはイスラエルの最高裁判所で争われた裁判で画期的な勝利を勝ち取り、イスラエル当局者が拘束中のパレスチナ人を尋問中に拷問することは違法行為であるという判例をつくりました。新作記録映画『アドボケイト』は、ツェメル弁護士の驚くべき人生を物語っています。この映画は、今年のサンダンス映画祭で初上映され、昨日(13日)夜にヒューマン・ライツ・ウォッチ映画祭でニューヨークで初上映されました。リサ・ツェメル弁護士と『アドボケイト』の監督例チェる・リア・ジョーンズと話します。

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