レイリーン・ポランコに正義を:トランスジェンダーの黒人ラテン系女性がライカーズ刑務所で死亡 コミュニティが答えを求める

2019/6/13(Thu)
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トランスジェンダーの黒人ラテン系女性レイリーン・ポランコが6月8日、ニューヨークのライカーズ刑務所の監房で死亡しているのが見つかり、怒りの声が高まっています。ポランコは軽罪で逮捕され、500ドルの保釈金を支払えなかったため4月にライカーズ刑務所に送られましたが、約2ヶ月後死亡しました。ポランコの遺族、友人、トランスジェンダー権利活動家たちが27歳のポランコが死に至った状況について答えを求めていますが、市当局は死因がまだわかっていないとしています。ポランコはライカーズ刑務所でトランスジェンダー女性専用の区域に置かれたものの、死の1週間前には「拘束型居住地」(restrictive housing)に移されました。ポランコの弁護士によれば、これは独房監禁に等しいといいます。ポランコの死は、プライド月間のはじめに起こりました。その前日には、ニューヨーク市警がマンハッタンのグリニッチ・ビレッジにあるゲイとトランスジェンダー向けバー「ストーンウォール・イン」への50年前の強制捜査を謝罪しています。これは1969年に警察がこのバーで暴力的強制捜査を行い、それに対する反乱が発生、現代のLGBTQ権利保護活動のきっかけとなった事件です。トランスジェンダー活動家で作家、Out誌の編集長のラケル・ウィリスと、レイリーン・ポランコ遺族の弁護士を務めるジョエル・ベルトハイマーに話を聞きます。

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