気候活動家ビル・マッキベンが新刊書で問う 「人類ゲームの詰みは始まったのか」

2019/4/15(Mon)
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ロンドンでは今日(4月15日)、気候危機に対抗するための抜本的な対策を求めて数千人が街に繰り出しました。気候変動による人類の絶滅と生態系の崩壊の危機を訴えるグループ「Extinction Rebellion」は、デモ参加者と共にロンドン中心部のあちこちにテントを設営、交通をブロックし、少なくとも1週間は路上に居座るとしています。これを皮切りに、これから一連のグローバル行動が展開される予定です。世界中の活動家が、気候変動による大災害を目前にしながら政府が無策を続けることに警鐘を鳴らしています。ロンドンでの抗議は、毎週金曜恒例の気候ストで世界中の生徒らが再び授業をボイコットしたのに続いて起こりました。また米国では、グリーン・ニューディール政策の推進を求める声がますます高まっています。アレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員とエド・マーキー上院議員が推し進めるこの政策は、再生可能エネルギーに投資すると同時に米国の二酸化炭素排出を2030年までにゼロにすることによって、米国経済を変革しようとするものです。気候活動家でジャーナリストのビル・マッキベンに話を聞きます。マッキベンは数十年にわたり、地球を救う戦いの最前線に立ってきました。30年前には、気候変動についての一般読者向けの最初の本となった『自然の終焉』を書いています。発売されたばかりの新著はFalter:Has the Human Game Begun to Play Itself Out?(『よろめき:人類のゲームは行き詰まりつつあるのか』)です。

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