スーダン軍がオマル・アル=バシール政権を打倒 デモ参加者は抗議活動の継続を宣言

2019/4/11(Thu)
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数か月に渡り抗議運動が行われていたスーダンでは、4月11日、軍のクーデターでオマル・アル=バシール大統領が失脚し、30年近く続いた独裁政治が終わりを告げました。スーダンでは数万人が街頭で祝賀行進を行いました。スーダンの国防相はテレビ放送された演説で、軍が暫定軍事評議会を設置し、国を2年間統治すると発表しています。スーダンでは、数か月に渡りアル=バシール大統領辞任を求めるデモが行われていました。抗議者たちは首都ハルツームで4月6日から大規模な座り込みを決行してきました。活動家グルーブによれば、12月からのデモで少なくとも50人が犠牲になっています。政府は、大統領に批判的な活動家ら数百人を拘束、メディアなどを閉鎖に追い込み、外国ジャーナリストがデモを取材するのを禁止したと非難されています。1月にアル=バシール大統領への抗議デモで逮捕されたスーダン人活動家マリーン・アルニールに話を聞きます。

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