大統領辞任のアルジェリア デモ参加者は政府の全面的見直しを求め抗議を続けると宣言

2019/4/4(Thu)
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20年に渡りアルジェリアの大統領として君臨したアブデルアジズ・ブーテフリカが、抗議活動が何週間も続いた4月2日、辞任しました。軍指導部がブーテフリカに辞任を求めた直後のことです。82歳のブーテフリカは20年間大統領の座にあり、2013年に脳梗塞を患って以来公の場にはほとんど姿を現していません。アルジェリア市民は数週間に渡り大型デモを行い、大統領の辞任および現在の政治システムの全面的見直しを求めていました。5日にはさらなる抗議活動が予定されています。アルジェリア生まれの活動家で、2010年にグリーンカード抽選プログラムで当選して以来、米国在住のシーヘム・メラ=スリカに話を聞きます。メラ=スリカはアルジェリアおよび北アフリカ文化を広める「サンドバイミー! 」(SandByMe)の創設者です。メラ=スリカはアルジェリアの家族や親戚および抗議活動リーダーと緊密に連絡を取り合っています。メラ=スリカは現在、民主党のニューヨーク州上院議員アンドリュー・グーナースのアドバイザーで、「ニューヨーク・進歩派アクション・ネットワーク」(New York Progressive Action Network)の理事も務めています。

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