オーストラリアは1996年の銃乱射事件で銃規制を強化 ニュージーランドも同じ措置を検討

2019/3/18(Mon)
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ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は、クライストチャーチで15日に起こった大量殺人事件を受け、同国の銃規制法を変革すると宣言しました。死者50人を出したこの大量殺人に、世界中が哀悼の意を表しています。二つのモスクでテロが発生したのは金曜礼拝の最中でした。熱狂的な白人至上主義者一人が信者たちに発砲、その様子をフェイスブックでライブ配信しました。ニュージーランド近代史上、最も悲惨な銃乱射事件となりました。犯人は半自動式突撃銃2丁を含む5丁の銃を使用したと伝えられています。国際的な武器規制の擁護者で、国際小型武器行動ネットワーク(IANSA)メンバーのレベッカ・ピーターズに話を聞きます。ピーターズは、1996年にオーストラリアのポートアーサーで起こった銃乱射事件の後、同国の銃規制法の改革運動を率いました。この事件では、一人の犯人がカフェで35人を射殺しました。オーストラリアは事件後、銃暴力の取り締まりに踏み切り、自動小銃と半自動小銃を非合法化。全国的な買い戻し運動で64万丁以上が当局に回収されました。

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