アナンド・ギリダラダス:大学贈収賄スキャンダルが浮き彫りにした富と権力がものを言うアメリカ

2019/3/15(Fri)
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捜査官のあいだで「大学ブルース作戦」(Operation Varsity Blues)というあだ名を頂戴したエリート大学の入学審査スキャンダルをめぐる波紋が広がり続けていますが、ジャーナリストのアナンド・ギリダラダス(Anand Giridharadas)と話をします。彼はWinners Take All: The Elite Charade of Changing the World(『勝者総取り~~世界を変えるエリートのシャレード』)の著者です。この本は、米国のいわゆる「エリート階級」が、いかに権力と富を維持強化するために制度を利用していながら、慈善活動によって「世界を変える」と人助けをしているとうそぶいてきたかを検証しています。13日(水)にギリダラダスはこうツイートしました。「大学の贈収賄詐欺はただの大学の贈収賄詐欺ではない。詐欺師によって統治され、規則破りによって支配され、特権と美点を混同している階級によって運営されているアメリカという国が、どのように機能するかを学ぶマスター・クラスなのだ。

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