犯罪者扱いされる性暴力のサバイバー 「シントイア・ブラウンと同じ境遇の人は数千人いる」とマリアム・カーバ

2019/1/10(Thu)
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1月7日、テネシー州の共和党のビル・ハスラム知事は、15年間服役したシントイア・ブラウンを恩赦しました。この恩赦は、ブラウンが終身刑を言い渡された事件に対する何カ月にもわたる市民の怒りとプレッシャーがあってなされたものです。ブラウンは、10代のときに自分をレイプした男を射殺したことで、第一級殺人罪で有罪となりました。ブラウンは性的人身売買の被害者で、繰り返し虐待され薬物漬けにされていました。射殺事件が起きたのは彼女が16歳のときでしたが、ブラウンは成人として裁判にかけられました。本日は、80年代後半から DV、収監、人種差別に反対する活動に取り組んできたオーガナイザーで教育者のマリアム・カーバに話を聞きます。カーバは、正当防衛行為を犯罪とみなされた暴力被害者のための支援組織「サバイブド・アンド・パニッシュト(生き残り罰を受けた)」(Survived and Punished)の共同創設者です。また、刑務所産業複合体の解体を目指す団体「クリティカル・レジスタンス」(Critical Resistance)の理事も務めます。(画像クレジット:PBS)

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