Netflix がサウジアラビアでハサン・ミンハジの番組を検閲 カショギ殺害とイエメン戦争へのバックラッシュに火を付ける

2019/1/3(Thu)
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Netflix社は、米国のコメディアン、ハサン・ミンハジの番組『愛国者として物申す』の1回分のエピソードをサウジアラビアで配信しなかったことで非難されています。これはジャーナリスト、ジャマル・カショギがイスタンブールのサウジ領事館で殺害された数週間後の10月下旬に公開されたエピソードで、この回の内容がサウジアラビアでは反サイバー法に違反するという当局の指摘を受けて配信停止されました。ハサン・ミンハジは、このエピソードの中で
サウジ王室およびムハンマド・ビン=サルマン皇太子を鋭く批判していますが、YouTubeではすでに160万回以上再生され、現在もサウジアラビアで閲覧可能です。ミンハジは、1月2日ツイッターで「みんなに見るのを止めさせる最高の方法。禁止する、オンラインで話題になるようにする、そしてその後は、YouTubeにおまかせする。現在、イエメンでは世界最大の人道的危機が起こっています。みなさん、以下に募金して下さい。help.rescue.org/donate/yemen」と呼びかけました。「ジャーナリスト保護委員会」(Committee to Protect Journalists)弁護主任コートニー・ラージと、「ヒューマンライツ・ウォッチ」中東・北アフリカ本部長サラ・リー・ウィットソンに話を聞きます。
(画像クレジット:『ハサン・ミンハジ 愛国者として物申す』)

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