潜入 監視 再教育のための収容施設: イスラム教徒ウィグル人への迫害で 中国に批判

2018/12/6(Thu)
記事番号: 
1

中国政府が大型の反イスラム「再教育」のための収容施設を新疆(しんきょう)ウィグル自治区の北西部に設置し、イスラム教徒であるウィグル人を洗脳するため拘置しており、多数のウィグル人が行方不明になっていると、国連と人権保護団体が非難しています。複数の再教育収容施設で200万人以上が拘束されているという推定もあります。中国政府は数カ月にわたり、この「再教育施設」の存在を否定してきましたが、10月になってその存在を認め、これは過激派対策の一貫だと主張しています。しかしウィグル人によれば、これは集団懲罰の一種であり、自分たちはイスラム教根絶を目指す中国政府によるハイテク監視下で暮らしているといいます。ワシントンを拠点とするウィグル系米国人活動家ルシャン・アッバスに話を聞きます。アッバスは2018年に入ってから中国政府のウィグル人弾圧を非難しましたが、その後彼女の叔母と姉妹の消息が途絶え、現在も行方不明のままです。

共有します