ジョージ.H.W.ブッシュ追悼 国内エイズ患者には無策 一方でHIV陽性のハイチ人をグアンタナモに拘束

2018/12/3(Mon)
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ジョージ.H.W.ブッシュが亡くなったのは世界エイズデーの前夜でした。1990年代のHIV/AIDS危機に何の対策も打たなかった第41代大統領のことを記憶しているHIV/AIDS活動家にとっては、忘れられない皮肉と言えるでしょう。ジョージ.H.W.ブッシュは、レーガン政権の副大統領時代に起きたHIV/AIDS危機についてほとんど語らず、レーガン大統領が初めてエイズに言及したのは任期が終わる2年前でした。ジョージ.H.W.ブッシュは大統領当選後、対策を強化するとの公約に反して、HIV/AIDS教育、予防プログラムの取り組みや予算化を拒否し、薬剤治療についても同様でした。ジャーナリストでありニューヨーク大学でアメリカ研究の博士号取得候補者であるスティーブン・スラッシャーに詳しく聞きます。ジェンダー・性的マイノリティーに対する報道研究としてノースウェスタン大学に設けられた「ダニエル・H.レンバーグ教授」に任命されました。ネイション誌掲載の最新記事は“It’s a Disgrace to Celebrate George H.W”(「ジョージ.H.W.ブッシュを賞賛するのは恥ずべきこと」)です。

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