トランプ大統領 セッションズ司法長官を更迭し 自身に忠実な支持者ウィティカーをムラー捜査の監督役に任命

2018/11/8(Thu)
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ドナルド・トランプ大統領はジェフ・セッションズ司法長官を更迭し、トランプに忠実な人物として知られるマシュー・ウィティカーを司法長官代理に任命しました。ウィティカーは、セッションズ長官の首席補佐官で、過去にロバート・ムラー特別検察官の捜査を「魔女狩り」と呼んだことがあります。今後は彼が司法長官代理としてロシア疑惑の捜査を監督することになるため、この捜査の将来と、トランプがムラーを解任するかどうかが焦点となっています。今までロシア疑惑捜査を監督してきたロッド・ローゼンスタイン司法副長官を差し置いてウィティカーを長官代理に任命し捜査の監督を任せることの適法性について疑問を持つ専門家もいます。米国自由人権協会(ACLU)は「ジェフ・セッションズは米国近代史でも最悪の司法長官だった。これは事実だ。しかし米国の法執行機関のトップの更迭は、政治的な動機で行われるべきではない」との声明を発表しました。ACLUの全米法務部長でジョージタウン大学ローセンターの法と公共政策学教授であるデイビッド・コールに話を聞きます。コールの新著はEngines of Liberty: The Power of Citizen Activists to Make Constitutional Law(『自由の構築者--憲法を守る市民運動の力』)です。

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