「愛の勝利」フロリダ州の住民投票で重罪の前科を持つ大勢の人々の投票権が回復される

2018/11/7(Wed)
記事番号: 
5

フロリダ州では、住民投票により州憲法の改正提案(Amendment 4)が承認され、少なくとも140万人が投票権を回復しました。重罪判決を受けて投票権を剥奪された人々のうち、殺人と性犯罪を除く人々の投票権が回復されました。州憲法の修正には60%以上の住民の賛成が必要でしたが、結果は64.5%という圧倒的多数でした。この勝利は、フロリダ州の政治を未来永劫にわたって変えることになるでしょう。今回の州知事選では、最新の開票速報数によれば共和党のロン・デサントス候補がわずか5万5千票あまりの僅差で優位に立っています。対立候補はフロリダ州で史上初のアフリカ系アメリカ人知事を目ざしていた民主党のアンドリュー・ギラム候補です。州憲法修正運動の先頭に立って闘ってきたデズモンド・ミードから詳しく聞きます。彼は「フロリダ州権利回復連合」(the Florida Rights Restoration Coalition)の代表であり、「公正な民主主義を求めるフロリダ州民」(Floridians for a Fair Democracy)の座長です。ミード自身が重罪の前科を持ち、今回の修正で投票権を回復した約140万人の中の一人です。

共有します