イブ・エンスラー:ムクウェゲ医師とムラドが受賞したノーベル平和賞は世界中の強姦サバイバーへの栄誉

2018/10/5(Fri)
記事番号: 
2

国際的な性的暴行に関す対話に火をつけたの#Me Too運動が大きく盛り上がったこの一年でしたが、本日(5日)ノーベル平和賞が性暴力との闘いに長年取り組んできた2人の女性権利擁護者に与えられることが決まりました。内科医デニス・ムクウェゲと、人権活動家ナディア・ムラドです。デニス・ムクウェゲ医師は1999年コンゴ共和国でパンジー医院を設立しました。医院は年間数千人の女性を受け入れていましたが、その大半は性暴力が原因で手術が必要でした。ナディア・ムラドは25歳のイラク北部クルド人地区に住んでいたヤズディ教徒の人権活動家です。ムラドは武装組織「イスラム国」に拉致され、3年近く拘束されていました。拘束中、何度もレイプされたといいます。ゲストは受賞歴のある劇作家で、『バギナ・モノローグ』の著者イブ・エンスラーです。女性と女児に対する暴力の撲滅を目指す運動「Vデー」の創始者でもあるエンスラーは、ムクウェゲ医師の良き友人であり、ナディア・ムラドとも一緒に活動した経験があります。

共有します