私たちを高めてほしい:米国の教育正義の闘いの最前線で活動する人々

2018/10/3(Wed)
記事番号: 
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最高裁判事に指名されたブレット・カバノーは、高校時代の自身の行為に対して責任を負うことを拒否していますが、番組では「学校・刑務所パイプライン」(the school-to-prison pipeline)[訳注:社会的に恵まれない層の青少年が、学校と行政の厳罰化政策により不当に高い比率で投獄される傾向を根拠に、学校から刑務所への直結ルートが作られているとする主張]につながる、黒人やラティノの生徒たちの犯罪者化に焦点をあてます。罰則と民営化に代わる選択肢を求め、学校を救うための闘いに携わっているコミュニティ活動家たちに、座談会で話を聞きます。彼らの主張はLift Us Up, Don’t Push Us Out! Voices from the Front Lines of the Educational Justice Movement(『私たちを高めてほしい、私たちを排除しないで!教育正義運動の最前線からの声』)という新著で取り上げられています。シカゴから「正義のための旅」(Journey for Justice)の全国理事であるジツ・ブラウン(Jitu Brown)に、ワシントンから「今こそ、人種正義を!」(Racial Justice NOW!)の共同設立者で、「学校での尊厳のためのキャンペーン」 (Dignity in Schools Campaign)のフィールドオーガナイザーあるザキヤ・サンカラ-ジャバル(Zakiya Sankara-Jabar)に話を聞きます。そしてニューヨーク市からは、高校教員で、修復的司法(restorative justice)[訳注:当該犯罪に関係する全ての当事者が一堂に会し、犯罪の影響とその将来へのかかわりをいかに取り扱うかを集団的に解決するプロセス]コーディネーターのE.M.アイゼン-マーコヴィッツ(E.M. Eisen-Markowitzと、Lift Us Up, Don’t Push Us Out! (『私たちを高めて、私たちを排除しないで!』)の共著者であるマーク・ウォレン(Mark Warren)に話を聞きます。

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