マイケル・ムーア:米上院はクリスティン・ブラジー・フォードの訴えを真剣に受け止め、カバノーの審理を延期すべきだ

2018/9/19(Wed)
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最高裁判事候補のブレット・カバノーとクリスティン・ブラジー・フォードの両者に対する上院聴聞会は、すぐには進展しないかもしれません。ブレイジー・フォードが、聴聞会で証言する前に、彼女が10代だった時にカバノーにレイプされそうになった件に関するFBIの調査を求めているからです。上院司法委員会のチャック・グラスリー委員長は、ブラジー・フォードとカバノーの双方に24日に証言するように声をかけましたが、ブラジー・フォードの弁護士たちはその申し出を辞退しています。弁護士らはグラスリーへの書簡の中で次のように書いています。「フォード氏の人生がめちゃめちゃにされてしまったさなかに、あなたと委員会のスタッフは、上院議員20人以上の前でカバノー判事と同じテーブルに着き証言するよう公聴会を予定したのです。それは彼女にとって痛切なトラウマとなった哀しい事件を全米テレビ公開で再び経験しろということなのです」。この書簡は、ブラジー・フォードが複数の殺害予告の脅迫を受け、自宅で暮らすことができなくなっていることも明らかにしました。18日夜、グラスリー上院議員は、クリスティーン・ブラジー・フォードが証言しなくても、最高裁判事の審理を「これ以上遅らせる理由はない」と述べました。オスカー賞を受賞した映画監督マイケル・ムーアに、カバノーとクリスティン・ブラジー・フォードについて話を聞きます。彼の新作Fahrenheit 11/9『華氏11/9』は今週劇場公開されます。

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