「この教会は犯罪組織だ」:自らも被害を受けた元神父 ペンシルベニア州カトリック教会における性的虐待を語る

2018/8/16(Thu)
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ペンシルベニア州大陪審の衝撃的な新報告書で、300人以上のカトリック神父が70年以上に渡り、子供1000人を性的に虐待したことが明らかになりました。被害者は更に数千人単位で存在する可能性があります。教会の指導者層はその事実を隠蔽、コミュニティには嘘をつき、加害者である神父を解雇せずに異動ですませ、虐待の報告があっても「秘密のアーカイブ」と呼び隠蔽してしまうなどの行為を繰り返しました。ペンシルベニア州の神父に性的虐待を受けたサバイバーのショーン・ドハーティに詳しい話を聞きます。ドハーティの証言は8月14日の大陪審報告書にも含まれています。ドハーティはペンシルベニア州アルトゥーナ=ジョーンズタウン教区の神父に10歳のときから3年間、性的に虐待されました。犯人の神父ジョージ・コハルチックは聖職から追放され、FBIがコハルチックを小児性愛犯罪者と認定したにも関わらず、時効が成立していたため法的な裁きは受けませんでした。元カトリック神父で性的虐待被害者支援団体「回復への道」(Road to Recovery)共同創設者で代表のボブ・ホートソンにも話を聞きます。

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