刑務所の消防士プログラムは奴隷労働か? 追加時給1ドルで州史上最大の山火事と戦う

2018/8/9(Thu)
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カリフォルニア州は、州全域で燃える山火事との戦いに女性多数を含む数千人の受刑者を使うことに依存しています。これらの受刑者は消防士としての訓練を受けることができ、良い振る舞いとして勤務1日につき服役期間2日分が減役されます。しかし、このプログラムを批判する人々は、州政府は早期釈放を願う受刑者の意欲を利用していると主張します。消防士の平均年収は7万4000ドルと社会保障ですが、受刑者は日給2ドルに加え、実際の消火活動に対し追加時給1ドルが支払われます。いくつかの推定によれば、カリフォルニア州は受刑者を州最大の環境問題である山火事の消火に従事させることで年間8000万~1億ドルを節約しているということです。「女性受刑者のためのカリフォルニア州連合」(California Coalition for Women Prisoners)LA支部の一員で、カリフォルニア州立大学フラートン校の「プロジェクト・リバウンド」(Project Rebound)のプログラム・コーディネーターも務めるロマリン・ラルストンに話を聞きます。ラルストンには23年の服役経験があり、その間消防士を訓練するトレーナーとして働きました。3年半の服役中にサンディエゴの女性消防士訓練施設で造園士をしたディアドレ・ウィルソンにも話を聞きます。(画像クレジット:ページ・センジョン)

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