異常気象が世界各地で爆発的に広がる中 メディアはなぜ気候変動を取り上げないのか?

2018/8/2(Thu)
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米国の大手テレビ・ネットワークは、7月の2週間に渡る世界的熱波について少なくとも127回報道しましたが、気候変動についてはたった1回言及したにすぎません。これは米国の三大テレビ局であるABC、CBS、そしてNBCによる異常気象の報道を追跡する「メディア・マターズ」(Media Matters)が報告している内容です。本日は、世界的異常気象を更に増幅させる気候変動危機、化石燃料産業および地球温暖化におけるメディアの役割についてのパネル・ディスカッションを行います。ニューヨークタイムズ・マガジンの主任ライター、ナサニエル・リッチは”Losing Earth: The Decade We Almost Stopped Climate Change”(「失われる地球--気候変動をもう少しで阻止できた10年」)を執筆し、彼の記事は1冊丸ごと気候変動特集となったニューヨークタイムズ・マガジン8月1日号に掲載されました。ロブ・ニクソンはSlow Violence and the Environmentalism of the Poor(『ゆっくりとした暴力と貧困層における環境保護主義』)の著者です。ブレンダ・エクウーゼェルは、「懸念する科学者連合」Union of Concerned Scientists)の気候変動およびエネルギー・プログラムの上級気候変動研究者で気候変動科研究室長です。

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