気候変動の科学者:カリフォルニアの山火事は速度も威力も死者数も増しており これからも勢いは衰えない

2018/8/2(Thu)
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カリフォルニア州では住民数万人が、州全土で未だ止むことのない山火事で避難を余儀なくされ、死者も出ています。最悪の山火事となったカーでの火災は10万エーカー以上が火に包まれ、レディング周辺の住宅約千戸を破壊、同州史上6番目に被害の大きい火事となりました。当局は8月1日、同州の規模が大きい16件の火事で、ロサンゼルスの面積よりも大きい32万エーカーが焦土と化し、8人が死亡したと発表しました。ジェリー・ブラウン州知事は今週、山火事の激しさが増し、回数も増えていることが、同州の「新たな常識」となったと述べました。山火事は他にもコロラド、アイダホ、オレゴン、ワシントン、アリゾナ州の一部でつづいており、世界的にも最近ではギリシャ、カナダ、北極圏で起っています。「懸念する科学者連合」(Union of Concerned Scientists)の気候変動およびエネルギー・プログラムの上級気候変動研究者で気候変動科研究室長のブレンダ・エクウーゼェルに話を聞きます。

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