イスラエル軍 加工動画を発表して殺されたパレスチナ人医療師ラザン・アル=ナジャールの中傷を図る

2018/6/8(Fri)
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ガザ地区では、何千人ものパレスチナ人がイスラエルによる封鎖に対し抗議を再開しました。3月30日にパレスチナ人の非暴力デモ「帰還のための大行進」(The Great March of Return)が始まって以来、イスラエル兵に殺害されたパレスチナ人は最低でも119人、負傷者は1万3000人を超えています。ちょうど1週間前、イスラエル軍が、ガサのパレスチナ人医療師ラザン・アル=ナジャールを射殺しました。彼女はイスラエルとの分離壁の近くで行われた抗議行動で負傷したパレスチナ人を助けて退避させているところでした。殺害された時、彼女は医療師であることを示す白衣をまとい医療スタッフの身分証明書を身につけていました。翌日ガザで行われた彼女の葬儀では、何千人もの人々が人が葬列に加わりました。彼女の殺害は世界中で怒りに火をつけました。今週に入り、イスラエル軍は狙撃兵は意図的にラザンを撃ったわけではないと発表しました。しかしイスラエル軍は7日に大幅に編集を施した動画を公表し、殺された医療師はイスラエルの狙撃兵に撃たれたときハマスのために「人間の盾」として行動していたと主張したため、多方面から批判を浴びています。ガザ出身のライターで活動家のムハンマド・シェハダに話を聞きます。彼はスウェーデンのルンド大学で開発学を学んでいます。

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