限定的判決で最高裁が同性カップルからの注文を拒否したケーキ職人を支持

2018/6/5(Tue)
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米最高裁判所は6月4日、信仰上認めることができないという理由で、同姓カップルの結婚式のケーキの注文を拒否したコロラド州のケーキ職人を支持する判決を下しました。このケースに限った7対2の判決で、最高裁は、ケーキ職人ジャック・フィリップスに対する苦情の扱いについて、「コロラド公民権委員会」(Colorado Civil Rights Commission)には宗教に対する敵意があったとしてその非を問いました。今回のケースは、宗教の自由とゲイの権利の闘いの主張の衝突でしたが、判決は、企業が性的志向を理由に顧客へのサービスを拒否できるかどうかという問題についての決定的な判例とはなりませんでした。アメリカ自由人権協会のLGBTとHIV計画の上級弁護士で、「マスターピース・ケーキ店のチャーリー・クレイグとデビッド・マリンズ対コロラド市民権委員会」裁判の登録弁護士であるリア・タバッコ・マー、さらに詳しく話を聞きます。

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