蔓延の根源:パーデュー・ファーマ社はオピオイド乱用を1996年に認識しながら隠蔽

ニューヨークタイムズ紙の報道により、オキシコンチン(オピオイド系鎮痛剤オキシコドンの商品名)の製造業者は、上市の初年度である1996年から依存性の高さを認識していたことが発覚しました。ニューヨークタイムズ紙が今週掲載した司法省の部外秘の報告書によれば、パーデュー・ファーマ社幹部たちは、オキシコンチンの錠剤を粉砕して鼻から吸引することによって強烈な麻薬作用が得られると知らされていたにもかかわらず、他のオピオイド系鎮痛剤に比べて依存性が低いという販売促進活動を続けていました。パーデュー・ファーマ社幹部たちは、上市の数年後まで同薬の乱用が広がっていることに気づかなかったと議会で証言していたため、この報告書はとりわけ破壊力があります。現在、医薬品の過剰摂取は50歳未満の米国人の死因のトップになっています。トランプ大統領は5月29日にオピオイド依存に関連する数字は「減少傾向にある」と主張していましたが、最新の統計は、トランプ政権の最初の一年でオピオイド関連の死亡件数や過剰摂取は増えていたことを示しています。米国疾病管理予防センター(The Centers for Disease Control and Prevention)によると、オピオイドが関与した薬の過剰摂取による死亡件数は、2017年10月末までの12か月間で4万6000件にまで上昇し、2016年10月までの数字を約15%上回っています。蔓延の拡大によって、米国人の平均寿命がここ50年間ではじめて短縮に転じています。ニューヨークタイムズ紙に、"Origins of an Epidemic: Purdue Pharma Knew Its Opioids Were Widely Abused"(「蔓延の根源:パーデュー・ファーマ社はオピオイドが広く乱用されていることを知っていた」)と題した記事を発表したバリー・メイヤー記者に話を聞きます。メイヤー記者はニューヨークタイムズ紙で30年間近く働き、オキシコンチンの乱用に初めて全国的な注目を集めたジャーナリストです。著書Pain Killer: An Empire of Deceit and the Origin of America’s Opioid Epidemic(『ペインキラー:詐欺の帝国とアメリカのオピオイド蔓延の根源』)は今週、増補版が発売されました。

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