亡命キューバ人&CIA工作員ルイス・ポサダ・カリレス 長年のテロ活動にもかかわらず自由の身で米国で死去

2018/5/25(Fri)
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元アメリカ中央情報局(CIA)工作員の亡命キューバ人ルイス・ポサダ・カリレスが23日、マイアミ郊外で亡くなりました。享年90でした。ポサダ・カリレスは1976年に起きたクバーナ航空455便爆破事件を首謀した容疑者として最も知られています。何十年にわたり、キューバとベネズエラからテロ容疑者として身柄引き渡しの要請があったにもかかわらず、米国政府はポサダ・カリレスの送還を拒否していました。ポサダ・カリレスは後に、1997年にキューバで起きた一連のホテル爆破事件への関与を公然と認めました。2000年にはフィデル・カストロが演説をする予定だった公会堂の爆破を計画したとしてパナマシティで拘束されました。こうした犯罪歴にも関わらず、ルイス・ポサダ・カリレスは自由の身でフロリダで亡くなりました。ワシントンD.C.を拠点にするキューバ人弁護士ホセ・ペルティエラに話を聞きます。彼はルイス・ポサダ・カリレス送還要求の件でベネズエラ政府の代理人を務めており、2000年~2001年にはエリアン・ゴンザレスの代理人も務めました。

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