50周年記念:ベトナム戦争に抗議して自家製ナパーム弾で徴兵書類を焼いた「ケイントズビル事件の9人」

2018/5/17(Thu)
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50年前の今日、1968年5月17日にメリーランド州ボルチモア郊外のケイントズビルで、カトリック神父と活動家のグループが小さなたき火の周りに集まり、祈りを捧げ歌をうたいました。彼らは地元の徴兵委員会の事務所に入り、ベトナム戦争に徴兵される可能性の高い1-Aカテゴリーの青年の徴兵記録378件を持ちだし、これをガソリンと洗濯石鹸で作った自家製ナパームで焼却しました。自家製ナパームを使ったのは、ナパーム弾は米軍がベトナムで民間人に対して使った象徴的な武器だからです。この市民的不服従行為のビデオは世界中に広まりました。彼らは「ケイントズビル事件の9人」として知られ、1970年に最大で禁固3年の刑を言い渡されました。この抗議の組成に関わったフィル・ベリガン神父とダニエル・ベリガンのインタビューを放送するとともに、「ケイントズビル事件の9人」の存命者のひとりマージョリー・「マルガリータ」・メルビルに、この活動を記念する歴史的記念碑の除幕式で話を聞きました。

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