労働組合妨害活動をコーク兄弟が支援 秘密の「やり口」を使って組合員の離脱を奨励

2018/5/16(Wed)
記事番号: 
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右派系シンクタンクのネットワークが、公共部門の労働組合組合員に対し組合費の支払いをやめるよう説得する活動を全国的に開始していたことが、ガーディアン紙が入手した内部文書で明らかになりました。この活動は、コーク兄弟などの億万長者から拠出された8千万ドルの資金に支えられています。今月、最高裁は、労働組合が交渉した契約から利益を得ている労働者でも、労働組合に加入しないと決めれば組合費を払わずにすむか否かに関して裁決をくだすことになっており、コーク兄弟は自分たちに好ましい裁決を期待しています。こうした組合離脱キャンペーンが行われるさなか、ノース・キャロライナ州の教師たちは今日、大規模なストライキを行なっており、数百の学校が閉鎖されています。このストの直前には、ウェスト・バージニア、ケンタッキー、オクラホマ、アリゾナの各州の教師による大規模なストが行われました。米国版ガーディアン紙の主席記者であるエド・ピルキントンから詳しく聞きます。彼の最新の独占記事は、「米国の右派グループは、米国の労働組合に対する謀略をしかける秘密の『やり口』を如何にして手に入れたか」(“How rightwing groups wield secret 'toolkit' to plot against US unions.”)です。

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