「モラルで対決する時が来た」 全米で新「貧者の運動」が市民的不服従を展開

2018/5/14(Mon)
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50年前の母の日、マーチン・ルーサー・キング・ジュニア牧師が1968年4月4日に暗殺されるまで取り組んでいた「貧者の運動」(Poor People's Campaign)を引き継ぐため、数千人がワシントンDCに集まりました。キング牧師の告別式から1週間ほど経ったこの日、妻のコレッタ・スコット・キングはベーシックインカムの保障や完全雇用、低所得層向け住宅の普及を盛り込んだ「経済的権利章典」(Economic Bill of Rights)の実現を求める行進を率いたのです。それから半世紀が経った現在、ウィリアム・バーバー牧師とリズ・セオハリス牧師が新たな貧者の運動を始めました。全米40州で低賃金労働者や聖職者、コミュニティ活動家が集まり、各地でアクションやイベントを展開する14日を皮切りに、ワシントンDCでの大規模な抗議活動でクライマックスを迎える6月23日まで運動は続きます。「貧者の運動:モラル回復への全国的呼びかけ」(Poor People’s Campaign: A National Call for Moral Revival)の共同議長を務めるウィリアム・バーバー牧師とリズ・セオハリス牧師をゲストに迎えます。

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