シリア戦時下で過ごした青春:マルワン・ヒシャム著 モリー・クラブアップル画の回想録

2018/5/10(Thu)
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イスラエルはシリアにあるイラン軍の施設数十か所を攻撃しました。これは2011年にシリアで始まった闘争以来、イスラエルによる最大規模の攻撃となりました。今回の空爆前日には、イスラエルは同国が1967年以来占拠するシリアのゴラン高原に配置されたイスラエル軍に対して、シリア国内に配置されたイラン軍がミサイル20発を発射したと非難しました。本日の放送の後半はシリアでの戦争について、シリア出身のジャーナリストとニューヨークを拠点とするアーティストに話を伺います。彼らは、数年来一緒に仕事をしてきました。マルワン・ヒシャム記者はシリアのラッカ出身のシリア人ジャーナリストで、現在はトルコに亡命しており、トルコを拠点に活動しています。彼はは2011年に行われた、バシャール・アル=アサド大統領反対の当初のデモに参加してからジャーナリストになりました。ヒシャムの新作は、賞にも輝くアーティストで挿絵も担当したモリー・クラブアップルが共著者です。二人がコラボレーションを始めた2014年には、ヒシャムはまだ自称イスラム国(ISIS)占領下にあったラッカに住んでいました。ヒシャムはISIS統治下の生活を写真に撮りクラブアップルに送信、彼女がそれをイラストにしました。二人の共著はBrothers of the Gun: A Memoir of the Syrian War(『銃を手にした兄弟--シリア戦争回想録』)というタイトルで、来週発売予定です。

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