予備選挙の日: ウェスト・バージニア州でブランケンシップが落選 オハイオ州で消費者保護監視者が勝利 インディアナ州でペンス副大統領の兄が勝利

2018/5/9(Wed)
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8日、ウェスト・バージニア、オハイオ、インディアナ、ノース・カロライナ各州で、多くの重要な予備選を決する投票が行われました。ウェスト・バージニア州では、注目を集めた連邦上院議員選挙の共和党予備選で同州司法長官パトリック・モリセーが、エヴァン・ジェンキンス連邦下院議員と元炭鉱王ドン・ブランケンシップを破り、上院議員候補となりました。ブランケンシップは、29人の鉱夫が死亡した2010年のアッパー・ビッグ・ブランチ炭鉱事故の後、罪を問われ1年間刑に服しました。ブランケンシップは、上院の多数党院内総務のミッチ・マコーネルと彼の「中国家族(訳註:マコーネルの妻で現運輸長官のイレーン・チャオの両親は台湾から移住。父親はその後、海運業で財をなした)」を攻撃する意見広告を出し厳しい批判を受けていました。モリセーは11月に、民主党保守派の現職上院議員ジョー・マンチンと議席を争います。オハイオ州では、民主党の州知事予備選挙で、リチャード・コードレイが前連邦下院議員デニス・クシニッチを破りました。コードレイは、アメリカ合衆国消費者金融保護局の初代局長を務めました。コードレイは11月、現知事ジョン・ケーシックの引退後の知事職をマイク・デワインと争います。インディアナ州では、マイク・ペンス副大統領の兄のグレッグ・ペンスが、同州東部の下院議員共和党予備選で勝利しました。8日の予備選挙では、女性候補者も多数勝利しました。政治ニュースメディアのポリティコによれば、党員以外でも投票できる民主党の下院予備選挙で女性の候補者が立候補した選挙区が20区ありましたが、このうち17の選挙区で女性が選出されました。トランプ大統領を性的ハラスメントや暴力で告発した女性は少なくとも19人いますが、その一人であるレイチェル・クルックスが、オハイオ州の州下院議員予備選で対立候補者なしで当選しました。マザー・ジョーンズ誌の上席記者ティム・マーフィー、オンラインメディア・ハフポストの上席政治記者ケビン・ロビラードから詳しく聞きます。

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