CIA長官に指名されたジーナ・ハスペルの承認公聴会迫る 「ブラックサイト」での拷問プログラムで果たした役割について初証言へ

2018/5/7(Mon)
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トランプ政権が次期CIA長官に指名したジーナ・ハスペル副長官の上院指名承認公聴会を9日にひかえ、指名への疑問の声が高まっています。ワシントンポスト紙は、ジョージ・W・ブッシュ大統領下のCIA拷問プログラムでハスペルが果たした役割に反対する声を懸念したハスペルが指名辞退を申し入れたため、公聴会の開催が一時危ぶまれたと伝えています。9日の公聴会は、ハスペルが米国の拷問プログラムで果たした役割、および拷問を記録したテープを破棄したとされる疑惑について、本人が公に証言する初めての機会となります。「国家安全保障アーカイブ」上級研究員のジョン・プラドスは、ハスペルのCIA長官指名は経歴に対する透明性を欠き、CIAは「シリアルを売るようにハスペルを売った」と述べました。現在、ハスペルの30年以上にわたるCIAでの任務に関する公的な記録は存在しないとプラドスは指摘します。

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