拘束後に強制送還:米国の人権弁護士2人 イスラエルへの入国禁止

2018/5/2(Wed)
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2人の米国人人権弁護士が4月29日、テルアビブのベン・グリオン国際空港で14時間拘束された後、米国に送還されました。コロンビア大学のキャサリン・フランクと、「憲法上の権利センター」(Center for Constitutional Rights)の代表ビンセント・ウォレンは、イスラエルに対して批判的な複数の団体とのつながりを何度も繰り返して質問されました。2人は、米国の公民権活動家の派遣団の一員で、現地の人権の状況を知り、地元活動家たちと会うためイスラエルとパレスチナに向かう途中でした。送還後、4月30日、早朝にニューヨーク市に帰着しました。この数日前の4月27日、イスラエル兵士と狙撃兵はガザ地区の境界付近で、パレスチナ人が毎週行っている非暴力抗議集会のただ中に発砲し、3人のパレスチナ人抗議者を射殺し、数百人を負傷させました。4月28日には、4人目の抗議者が、負傷後、死亡しました。パレスチナ人の難民たちが自らの土地へ帰還することを求める、この非暴力の抗議行動は3月30日に始まりました。それ以来、イスラエル軍は2人のジャーナリストを含む、少なくとも42人のパレスチナ人を殺害し、数千人以上を負傷させています。「憲法上の権利センター」の代表ビンセント・ウォレンと、コロンビア大学の法律とジェンダー、セクシャリティー研究の教授であるキャサリン・フランクに、さらに詳しく話を聞きます。

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