「辞任を求めます」 倫理スキャンダル山積の環境保護長官スコット・プルーイット 議会で糾弾 

2018/4/27(Fri)
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スコット・プルーイット米国環境保護庁長官は26日、連邦議会において彼の支出や業界ロビイストとの関係をめぐる夥しいスキャンダルについて議員たちから厳しい質問攻めにあいました。プルーイットには6件以上の調査が行われています。スキャンダルの中にはこういうものがあります。彼が一晩あたりわずか50ドルの賃料で借りているキャピトル・ヒルの分譲マンションは、多くの化石燃料企業を顧客とするワシントンの有名エネルギー業界ロビイストの妻が所有しています。プルーイットは自分のオフィスに4万3000ドルもする防音の電話ブースを導入しました。これに関して政府の監査役は支出基準に違反するとしています。プルーイットは環境保護庁の予算300万ドルを使って自らの身辺警備を強化し、フルタイムの捜査官18名を採用するなどしていました。プルーイットは、いつもファーストクラスやビジネスクラスで移動します。報道によれば彼の政策に憤りを感じるエコノミークラスの乗客に詰め寄られたことが原因です。この問題について、ニュー・リパブリック誌スタッフライターのエミリー・アトキンに聞きます。彼女の最近の記事には、”Scott Pruitt Is Forced to Confront Reality”(スコット・プルーイット 現実に向き合わされる)や "The EPA Is Acting Like Big Tobacco”(環境保護庁は大手タバコ企業のようにふるまう)などがあります。また、シエラ・クラブ代表マイケル・ブルーンにも話聞きます。

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